☆誰?☆





ある日、蔵馬はに聞きたいことがあり、の部屋に訪れた。





―――コンコン・・・
ノックをしてドアを開ける。
するとはドアの方へと顔を向けた。
「誰?」
しっかりと目はあっているはずなのに、の台詞に驚く蔵馬。
?」
自分のことを忘れたのかと思い、慌てて駆け寄るとは首をかしげた。
するとは右目だけ瞑って蔵馬を見上げた。
「あ、何だ蔵馬ぢゃん」
手をポンと叩いて、蔵馬なら蔵馬だよって言ってよぉと付け足す
「どうしたんですか?」
蔵馬は心配になって尋ねる。
「何が?」
「何が?ぢゃなくて、さっき俺のこと・・・見えなかったんですか?」
「?・・・ああ。うん、見えなかった」
しれっと答える
「今ね、コンタクトレンズ入れてないから、ほとんど見えないんだ」
てへへ、と笑うと蔵馬は不思議そうな顔をした。
「コンタクトレンズ?いつも入れてたんですか?」
蔵馬とが付き合いはじめて、早くも2年がたった。
なのにの目が悪いなんて初めて聞いた蔵馬。
「うん?そうだけど・・・言わなかったっけ?」
あれ〜?と首をかしげると蔵馬は「聞いたことないです」とキッパリ言った。
「ごめんごめん、私裸眼ぢゃ0.1と0.15しかないんだ。だから誰かわかんなかった。ごめんネ」
「いや、いいですよ。それよりさっき、何で右目を瞑ったんですか?」
のキレイな瞳を覗き込むように見つめる蔵馬。
「ああ。今ね、左しかコンタクト入ってないから、視点会わなくてさ・・・」
「だからさっきから、ソレを開けるのに苦労してるんですね」
蔵馬が指差す先には小さな箱があった。
そこには“ワンデーアキュビュー”と書かれている。
「うん。せっかく手を消毒したんだから、片手を使いたくなくてさ・・・困ってんの」
だから開けて♪とでもいう用に、蔵馬にその箱を差し出す。
蔵馬はそれを黙って受け取り、簡単に開ける。
「ありがと」
ニッコリ微笑むと、あっという間に瞳にレンズを入れる。
「これでよしっ!これで蔵馬を見れる」
わーい♪と喜ぶ
その姿はまるで子供だ。
「で?どうしたの?何か用があったんぢゃないの?」
空になった箱をゴミ箱にポイと捨てながらが尋ねる。
「あ、幽助たちが日曜日、空いてるか?って言ってましたよ。何でも久しぶりに皆で集まって騒ぎたいらしいです」
「日曜・・・うーん・・・何もないからいいよ」
わーい♪わーい♪皆とお酒飲むぅ!
と大喜びの
そんなを見て蔵馬はボソッとつぶやいた。
本当はを誰にも見せたくないんですけどね・・・
「え?何?」
ぴょんぴょん飛び跳ねていたは蔵馬に駆け寄る。
「いや・・・。」
「クスッ♪私には蔵馬だけだよぉ♪」
ギューッと後ろから抱きつくと蔵馬のキレイで長い髪の毛をわけ、うなじにチュとキスをした。
「聞こえてたんぢゃないですか・・」
あきれた表情を見せながらも何処か嬉しそうな蔵馬。
いつもは蔵馬がにすることを、が蔵馬にしたから蔵馬にはとてつもなく嬉しいことなのだ。
「えへへー」
フサフサの蔵馬の髪の毛に顔を埋めスリスリする。
俺も・・・
「え?」













「俺もしかいませんよ」



















《end》



あとがきという名の逃げ道。
お、久な蔵馬ドリ!
ってか意味分からないって感じですネ・・・(流汗)
こんな駄作でも最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
感想おまちしております!

作成日2004年4月3日