|
☆女の子☆ 「うぅ〜・・・」 はジープの上で先ほどから蹲りうなっている。 「なぁ、 ・・・?どっか痛いのか?」 悟空が心配そうに聞く。 「あ・・・ううん。なんでもないよ、心配しないで」 こういうとき、女の子一人というのは困ったものである。 悟浄はもちろん、八戒も三蔵も が何に苦しんでいるかは気づいている。 それはわかっていても、あまり男に言えることぢゃない。 「悟空、いいから放っといてやれって」 悟浄がさりげなく言う。 「う、うん」 こんなときは悟空も大人しい。 しばらくすると街についた。 ジープは のために無理をして、フルスピードで走ってくれたため、お昼寝中だ。 「ごめんね、ジープ・・・」 ジープの頭を撫でながら誤る の元に悟浄はやってきた。 「いいのか?寝てなくて・・・」 の背後から声をかけると は少し驚いたようだ。 「悟浄?!ノックくらいしてよ〜」 「いや、寝てると思ってたからさ・・起こすとかわいそうだなと・・・。それよりほら、薬もって来た から飲んで寝ろって」 悟浄は に水と薬を手渡す。 「ん・・・いらない。薬は嫌いだから」 が言うと悟浄は「大丈夫だって、苺味らしいから」という。 今時の18歳が”苺味の薬”を飲むのか悩みどころだが、 は普通だと思っているらしい。 「うん、ぢゃぁ飲む・・・」 お腹を擦りながらヨタヨタと悟浄のところへ行く。 は薬をゴクンと飲むとその場に座り込んだ。 「っ・・・」 今まで以上に痛みが走り、立てなくなってしまった を悟浄は抱きかかえ、ベッドに寝かす。 「ぃた・・ご・・・じょぅ・・・」 痛みをどうにかしてなくしたい は必死に手を伸ばし、悟浄に頼ろうとするが、どうしようもない ことなので悟浄は一瞬戸惑ってしまう。 「ん、ここにいてやるから・・・」 悟浄にはそれしか、することがないのだ。 「うぅ・・・」 普段なら意地をはって、無理にでも強がってみせるのだが、今はそんな余裕など全くない 。 「・・・」 悟浄は女との付き合いが多いため、そういうときは暖めればいいことくらいは知っている。 そのため布団をお腹にかけてやり、布団の中に手をいれて のお腹を擦ってやる。 いつもは少しでも触れると真っ赤になって怒る だが、それすらもしないことが にとって事の 重大さを表している。 悟浄も今回ばかりは下心を全く出さず真剣に を見守っている。 「 、お前もしかして今日が二日目か?」 汗ばんだ の頭をお腹においてる手と反対の手で撫でる。 「・・・うん・・・わたし・・重い方・・・だから・・」 弱々しく話す に悟浄は「そっか」と答えるだけだった。 「ごめんな、どうにもしてやれなくてさ・・・もうすぐ薬効いてくると思うから。」 こんなときはいつだって、誰よりも悟浄が優しい。 はそんな悟浄に惚れたのだ。 「・・・うん・・ありがと・・・」 「いいって、おやすみ 。」 悟浄はまだ汗で湿ってる の髪の毛の上から額に軽くキスをおとす。 「おきても・・よこ・・に・・・いて」 そういうとすぐに は眠りについた。 薬の副作用だろう・・。 「ああ」 返事をするが はすでに夢の中なので返事がない。 次の日 が目を覚ますと横には一晩中 の面倒を見ていた悟浄が眠っていた。 「ありがとう、悟浄」 は悟浄に気づかれないように触れる触れないかのキスをして言った。 《終われ》 あとがきという名の逃げ道・・・ あるんですよね〜・・・ 腹痛で死ぬかと思うときが・・・ (ノ_-;)ハア… こういうとき男の子が羨ましい・・・・ と私は思います・・・(・・;) それでは感想お待ちしております。 完成日12月10日 |