☆室内デート☆


ここはとある宿屋。
時刻は夕方の6時。
三蔵はただいま、お昼(?)寝中・・・
「さんぞーさんぞーww」
でもその睡眠を妨げるものが1人・・・
最初は無視をしていたのだが、あまりにしつこいので、仕方なく起きる三蔵。
「何だ」
ムクッと起き上がって不機嫌そうに自分の名を呼ぶ本人を見る。
三蔵を起こしたのは三蔵の恋人・・・ だ。
はピョンとジャンプしてベッドに飛び乗り、三蔵に跨るように座る。
「デートしよう!!」
はその体勢のまま、元気よく言う。
「は?」
意味も分からずデートに誘われた三蔵はマヌケな声を出してしまった。
「だから・・・デートしよっww」
意味が通じなかったため、もう一度同じ台詞を繰り替える
「何で俺が・・・第一行くあてなんかねぇだろ」
三蔵がそういうと はプーッと頬に空気をためて拗ねる。
「行くあてなんかなくても、デートできるもん」
が意味不明なことを言うので、三蔵は固まっている。
「室内デートでいいぢゃん!!」
は閃いたように、手をポンとあわせて言う。
「・・・1人でしろ・・・」
三蔵はあきれたように言うと、 を軽々持ち上げ、ベッドの横に置く。
「やだーーー!!だって今日は一晩中騒ぐんだもん!!」
は駄々をこねた子供のように、手足をバタつかせながら力いっぱい言う。
「何の必要がある」
ケロッと答える三蔵。
「だって、今日の24時を過ぎたら三蔵の誕生日ぢゃん!?w祝おうよー」
23歳にもなって誕生日なんか祝ってもらってもあまり嬉しくはないような気が
する三蔵。
「別に祝わんでいい・・」
三蔵が言うと は瞳にいっぱい涙をためてジーと三蔵を睨む。
それには三蔵もギョッとして「わ、分かった。でも祝わなくていいから、俺のそ
ばにいろ」
と焦りながら言う。
すると はパァーッと明るくなって「うん!!」と大きく頷き三蔵の首に自分の
腕を回し、ギュッと抱きつく。
三蔵は抱きついてきた を、あやすように撫でる。
は三蔵の骨ばった手が心地よいのか、目を閉じてジッとしている。
しばらくすると は三蔵の胸にうずめていた顔を持ち上げて三蔵の顔を両手で包
み、三蔵の唇を塞ぐ。
三蔵はいきなりだったので、少々驚く。
が「不意打ちww」と言ってニッと笑うと今度は三蔵が の唇を塞いだ。
「んっ・・・」
少しすると三蔵は唇を離す。
そして三蔵の手が の服の中に滑り込む。
「ちょっと!三蔵!!」
は慌てて三蔵の手をつかむ。
「何だ?」
三蔵は平然を聞く。
「真昼間からするつもりっ!?」
が言うと、三蔵は「もう夕方だ」と答える。
「うっ・・・」
確かに・・・と思う
「フッ・・・図星だな」
そういうと三蔵は再び の唇を塞ぐ。
今度は深く苦しいほど・・・。
「・・・んっ・・さんぞ・・・ちょっ・・・ま・・って」
途切れ途切れに言う
三蔵は唇を離すとともに「待たねぇ」と言う。
「・・・待ってってばぁ!!」
は今、三蔵にナニをされそうになってるかようやく理解し、三蔵を両手で押し
戻す。
「何だ、お前から誘ったんだぞ?」
1回は身体を離したものの、再び の額、頬、耳、あらゆるところにキスの雨を
降らせる。
「誘っとらん!!」
はそんなつもりは全くないのだが、三蔵にしてはさっきのキスが誘ってるよう
だったのだ。
「フッ・・・どうだかな」
三蔵にそう言われると は、このままではまずい・・・と思い、三蔵にばれない
ように小さな氷の塊を作って、ドアの方へ飛ばす。
すると氷はドアに当たり、コンッという音をたてて落ちる。
三蔵がその音に気づきドアの方を向くと は今だ!!と思いいっきに起き上がり
、三蔵を突き飛ばしてドアの方へもうダッシュ。
「おい・・・何で逃げる」
三蔵は逃げる に向かっていう。
「いや・・・ってゆーか誰でも逃げるって・・・」
そういった はまだ逃げ腰だ。
・・・」
愛しき女性の名を呼びながらその名の主に近寄る三蔵。
「こら!!来るなって!!」
は三蔵が近づいてきた分だけ下がる。
「ちっ・・・分かった、何もしねぇからこっちにこい」
諦めて椅子に座り、煙草に火をつけはじめる三蔵。
「・・・・」
まだ半信半疑のままソロソロと三蔵の元へ歩き出す三蔵。
が三蔵の元へ辿り着いた瞬間、部屋のドアが全開に開く。
「三蔵ー!!」
部屋に入ってきたのは悟空だ。
「あ?」
悟空の後ろには悟浄と八戒もいる。
「何のようだ・・・」
良く見ると悟空も悟浄も八戒も両手いっぱいに酒やおつまみを持っている。
ほとんどが酒だが・・・。
「三蔵の誕生日の前後を祝おうぜってことで・・・騒ぐぞー!!」
悟浄が言うと もピョンと飛び上がって「わーい!!」という。
「・・・おい」
4人でギャーギャー言ってると、祝ってもらう張本人がいう。
「てめぇら・・・何で前日に祝うんだよ・・・」
呆れながら煙草をふかしている三蔵。
「だって、 が前日と当日を2日越しで祝いたいって言うもんですから・・・」
八戒にそういわれたので三蔵は の方を向くと は舌を出して「てへ♪」と言う

「ちっ・・」
の考えとあらば拒否できない三蔵。
「かってにしろ」
「O(≧▽≦)O ワーイ♪」
すると悟浄が酒をテーブルの上において、「よしw !今日は俺たち全員が許す
から飲めよ」という。
は以前、大量に飲んで大暴れしたことがあるので、めったに飲ませてはもらえ
ないのだ。
「本当っ?!」
はどこからか生えた尻尾をパタパタとフリながら言う。
「いいですよ、 w」
八戒も言う。
すると はコップに酒を入れて、コップをテーブルにおくと、ビンに直接、口を
つけて一気飲み。
「「そっちを飲むか!!」」
三蔵と悟浄が同時に言う。
でも は強いほうなので、まだまだ酔っ払ってはいなかった。
「悟空〜!!次持ってきてw」
が悟空に言うと悟空は手に持ってる酒瓶を全部もってきた。
「よ〜しw飲むぞーww」
は気合をいれて飲み始める。



しばらくすると三蔵は の異変に気づき、酒瓶を取り上げ、 の顔を覗きこむ。
は目をとろんとさせ、顔を真っ赤にしている。
「おい!飲みすぎだ!」
三蔵が怒鳴ると はキッと三蔵を睨んで「いやぁ!まぁだ飲むぅ!!さんじょー
の、たんじょーびくらい、いいぢゃん!けちぃ!」という。
テーブルには の前だけ大量に殻の酒瓶が転がっている。
「だめですよ、 。」
八戒も言う。
は泣きそうな顔で八戒を見たかと思うと三蔵に抱きつき、「八戒がいぢめるぅ
・・・」と言う。
すると三蔵の隣に座っていた悟浄が無言で の頭を撫でる。
「やっ!!さんじょー以外、触っちゃいや!」
は悟浄の手をはらって、三蔵の胸に顔をうずめる。
そのまま何時間か5人で三蔵の誕生日を祝っていると皆、飲み疲れて眠ってしま
った。(八戒以外)
「おやおや。。。 はあのまま眠ってしまったんですね・・・」
八戒がチラッと三蔵に抱きついたまま眠る を見て言う。
「う・・ん・・さん・・・ぞー・・・」
寝言で三蔵の名を呼ぶ
「くすっw寝てても三蔵の名前を呼ぶなんて・・・愛されてますねw三蔵は・・
・」
八戒はそういうと と三蔵に毛布をかける・・・。



三蔵の誕生日は始まったばかりだ。





《完》



三蔵の誕生日ドリ・・・。
終わったぁ・・・
実は11月29日は明星の飼ってたペットの命日だったりして・・・(・・;)
(/_;)しくしく
ま、感想お待ちしておりますw
完成日11月30日(一日遅れ)