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今日は11月8日。 三蔵一行はある街の宿屋にいる。 今はまだ昼すぎ。 予定よりも早く街に着くことができたので、全員好きな時間をすごしている。 もシャ ワーをあびて、タオルを身体に巻きつけ髪をふきながらベッドにポフッと座ると・・・ 「ん?何かある・・・?」 妙な違和感を感じ布団をめくってみると、そこには悟浄がいた。 「悟浄っ!?どーしたの・・?」 いつもなら、すぐにナンパをしに出かけていくのに、今日は珍しく出て行こうとしないう え、自分の部屋ではなく の部屋に来ているのだ。 「ん〜?別にぃ?ただ の顔がみたくなってな」 そういった悟浄の表情はどこか寂しそうだ。 次の瞬間 は悟浄に手をひっぱられ、鼻がふれあいそうなくらい接近する。 「えっ!?(///)」 「なぁ。。。明日何の日か知ってるか?」 急に悟浄が真剣な顔で聞いてきたので、 は一瞬キョトンとして、悟浄を見つめるが、少 しするとフッと微笑み「知らない・・・。どっかの学校の創立記念日か何かぢゃない の?」という。 がそう言うと悟浄は起き上がり、「いや・・・知らねぇんならいいわ」と言って部屋を 出て行く。 1人残った は小さくため息をついて、「忘れるわけないぢゃない・・・そんな大切な日 を・・・」 とつぶやく。 ――8日の晩―― コンコン・・・ は自分の部屋のドアをノックする音に気がつき、ドアを開けると八戒がいた。 「八戒?どーしたの?」 が尋ねると八戒は「少し、聞きたいことがあるんですがいいですか?」 と逆に聞き返してきた。 は「?」を浮かべながら、「うん、、、いいけど・・・?とりあえず入って」とドアを 大きく開く。 八戒は「おじゃまします」と言って入る。 八戒が中に入ると は「てきとうに座ってて、飲み物持ってくるから」といってコップを取 り出す。 八戎は言われたとおり、ソファーに座る。 少しすると がホットミルクを入れたコップを両手に持って戻ってくる。 はいつのコップを八戎に「はい」と渡して自分も八戎と向き合うように座る。 「で?何?聞きたいことって・・・」 はミルクをすすりながら聞く。 すると八戎は真剣な表情で「明日、何の日かご存知ですよね?」と言う。 「うん。知ってるよ準備もOKw」 が微笑んでいうと八戎も微笑んで「そうですか」と言う。 「それが・・・?どうかしたの?」 は心配になって聞く。 「いえ別に・・・ただ・・・悟浄は今まで僕等に「祝わないでくれ」っていってきてたんですよ。でも 今年は がが祝ってあげることを楽しみにしてるみたいなんです。だから明日は一日中、一緒 に居てあげてください。」 それを言おうと思ってと付けたしながらミルクをすする八戎。 すると はクスッと笑って、「何言ってるんだwあたりまえぢゃんw一緒に居るなって言われても いるつもりだよw」 という。 「そうですか、僕の言いたかったことはこれだけですから、これで失礼しますね。」 八戎はそう言って立ちあがる。 「ミルク、ごちそうさまでしたw美味しかったですよ」 相言いながらドアの前まで来て振り返り、「 を悟浄に預けるのは明日だけですからw明後日 からは僕も を僕のものにするように努力するつもりですから、覚悟しておいてくださいねwそ れではおやすみなさい。」 八戎は言いたいことを言って部屋を出ていった。 「も〜!!(////)」 は顔を真っ赤にして呟く。 「あ!!もうすぐ12時だ」 時計を見ながら慌てる 。 「そろそろ悟上の部屋へ行こうっとw」 そう言ってすこし大きめの紙袋を持って悟浄の部屋へ向かう。 は悟浄の部屋の前まで来ると3回大きく呼吸をする。 「緊張するな〜・・・」 小さく呟いた は「よし!!」と勇気を出してドアをノックする。 「あ〜?誰だ?」 中から悟浄の声がする。 はドアを少しあけて、「ゴジョくんの世界一好きなプリティー ちゃんだよ」と言うと悟浄は「プ リティーだぁ?( ̄ー ̄; ヒヤリ」 悟浄が呆れながらいう。 「プリティーぢゃん?」 ニッと微笑んでいう 。 「で?そーした? 悟浄は聞きながらドアを大きく開く 「夜這いしにきたよんw」 と笑顔で言いながら中に入る 。 「夜這いって。。。意味わかってんのか・・・?」 悟浄は頭を掻きながらドアを閉める。 「知ってるよ。八戎に聞いたもん。」 ケロッと答えた はソファーに座る。 「あいつか・・・」 悟浄は苦笑いを浮かべながら の前に立つ。 「で?本当は何をしにきたんだ?」 「ははwやっぱりバレてたか・・・」 は少し残念そうな顔をする。 「 は夜這いなんかしねぇっしょ?待ってるって感じだからな・・・」 という悟浄。 「ン〜?たまにはするかもよ・・・?」 余裕な表情をする 。 「へぇ〜??で・・・その袋は何なわけ?」 悟浄は が大事そうに抱えている紙袋を指差していう。 「ああ・・・これ?これは遊び道具だよ。トランプとか〜UNOとか〜・・・色々持ってきた」 と中をあさる を見て悟浄は「一晩中、遊ぶつもりか?」という。 は悟浄を見上げて「もちww」とウィンクする。 少しすると は慌てて時計を見る。 「あ!!」 時計を見てショックをうけ、固まっている を見て悟浄は「ど〜した?」と心配そうに聞く。 悟浄に問いかけられてやっと魂が戻ってきたのか、 は泣き出してしまった。 悟浄はいきなり が泣き出したのでビックリする。 「ふぇ〜〜ん・・・過ぎちゃった〜・・・」 涙をポロポロこぼしながら泣きじゃくる 。 「過ぎちゃった・・・って何が?」 悟浄には何が過ぎたのか分からず、ただ泣きじゃくる を慰めることしかできない。 「12時・・過ぎ・・ちゃった・・・」 が途切れ途切れに言った言葉でやっと何のことか分かった悟浄。 「もしかして。。。お前・・・」 悟浄がビックリして聞こうとすると はコクコクと頷き、「ゴジョの・・・誕生日に・・・なっちゃ・・・ た」 と言う。 悟浄にはその言葉が嬉しくて、無意識のうちに を力いっぱい抱きしめる。 「ごじょ・・・?」 「サンキュな・・・ 。俺今ちょー嬉しいぜ?」 悟浄がそういうと は悟浄の背中に手をまわして「でも・・・」というが、悟浄が「何分過ぎたん だ?」と聞いてきたので は「えと・・・3分・・・」と小さく答える。 「ぢゃぁさ、今日一日、一緒に居てくんねぇ?それだけで俺は嬉しいからよ?」 そう言って悟浄は を抱きしめていた手を緩め、 が自分の顔を見れるようにする。 「・・・それだけでいいの?」 やっと悟浄の顔を見れるようになった はまっすぐ、悟浄の顔を見上げる。 「ああw」 悟浄がニッと微笑むと も微笑み、「最初からそのつもりだよ」と語浄の頬に背伸びをして、キ スをする。 「へへっ♪」 悟浄がビックリして固まっていると は「あ、そうそう!!渡すものあるんだ、ちょっと待ってね」 といって再び紙袋をあさり、小さな箱を取り出す。 「はいwハッピーバースデイ悟浄w」 その小さな箱を両手で差し出す 「サンキュww」 受けとって の顔を見てみると「開けてみてw」という顔をして悟浄を見上げている。 「開けてぇけどそのまえに・・」 悟浄はその箱を持ったままベッドに座り、手をパタパタさせて に「こっちへ来い」と指示を出 す。 「ん?」 にはその行動の意味がわからず、しぶしぶ悟浄の元へ行く。 すると今度は自分の膝をポフポフと叩き「ここへ座れ」と指示を出す。 「えっ!?えっ!?えっ!?」 は照れて、顔を真っ赤にすると悟浄は「早くしろよ」と言って、 の手を引っ張り無理やり横 向きに座らせる。 「ちょ、ちょっとゴジョー!!」 は恥ずかしさのあまり、悟浄の胸を両手で押す。 すると悟浄は「何?」と言いながら の両手を片手でつかみ、もう片方の手で の腰を抱き寄 せる。 「えっと・・・その・・・恥ずかしいんですけど・・・」 下を向いてモゴモゴと話す を見て悟浄は「夜這いしにきたんだろ?」という。 は焦って「それはその・・・」と言い訳を考えていると悟浄はその の行動を見て「かわいい〜 〜w」と叫び、力ずくで抱きしめてしまった。 「く″る″し″ぃ″〜!!」 よほど苦しかったのだろう・・・ 全部濁音で訴える 。 「わりぃ・・・」 慌てて手を離す悟浄。 ゴホゴホと咳き込み、ソレが収まったと思ったら悟浄の方を見て、ニヤリッと気味悪く微笑む 。 「な、なんだよ・・・」 あまりにも気味の悪い の微笑みに、動揺を隠せない悟浄。 次の週間、 は悟浄に勢い良く抱きつき、悟浄は後ろに倒れる。 「 ?」 悟浄を押し倒し、そのまま悟浄の顔を見つめて固まる 。 「ねぇ・・・何で八戎たちに「祝わないでくれ」って言ってたの?」 悟浄のサラサラの髪を撫でる 。 の手が心地いいので、目を閉じて「別にめでたくねーし・・・俺が生まれたせいでこの世から 美人が一人いなくなっちまったし、兄貴にも迷惑かけちまったしな・・・」と呟く悟浄。 「今は?」 多分「今はどう思ってるか」と聞きたいのだろうが、言葉不充分だ。 「うまれてきて良かったと思ってる、これが俺の素直な気持ちだ」 という悟浄。 どうやら悟浄には が何を聞きたかったのかが通じたようだ。 「へへっ♪そっか♪」 が子供っぽい笑顔を見せる。 |