☆冬休みの過ごし方☆



冬休みの過ごし方には色々ある。
たとえば、一日中コタツに入ってミカンを食べる毎日・・・だとか、友達の家に泊まりに行くとか、
スキー場にでも行って雪焼けをするとか・・・。
は去年まではそうだったが、今年からは違う。
大好きな蔵馬の家でのんびりと毎日を過ごしたり、一緒に出かけたり・・・、いつもはしない勉強
をしたり・・・。
今までは寒いから外に出るのは嫌とか言っていた も蔵馬とならどこにでも行きたがる。
「ねぇ〜・・・スキー行こうよぉ蔵馬ぁ・・・」
蔵馬に後ろからペッタリと抱き付いて言う
「昨日まで2泊3日で行ってたぢゃないですか・・・」
蔵馬は今まで使っていた教科書で の頭を軽くペシッと叩いた。
「だってさぁ・・・さっきから蔵馬、勉強ばっかなんだもん・・・。暇ぢゃん、私。」
殴られた教科書をペイっと投げて が言う。
「だってさぁ・・・ぢゃなくて、 も少しは宿題をしたらどうです?今なら無料で教えてあげます
よ?」
ニッコリ微笑んで言う蔵馬に は「いいの、面倒だし・・・。そういう貴方は少し休んだほうがい
いと思うけど?」という。
「そうですねぇ・・・。することが無いもので・・・つい・・・」
教科書とノートをチラッと見て答える蔵馬に は「普通、暇だからって勉強する人あまり居ない
と思うけど・・・」と呆れながら言う。
「人ぢゃありませんから」
まぁ・・・・違うと言っちゃ違いますけどね・・・
「さて、何かします?」
教科書を机にトントンしながら尋ねると は「デートしよう!!」と言い出した。
「寒いですよ?」
カーテンを開けると雪が降り出していた。
「ああ・・・なら嫌。でもさぁ・・・することないぢゃーん・・・」
ブクゥと頬を膨らませていうと蔵馬が「なら、料理でもしますか?」と持ち出した。
「する!!わーい♪蔵馬の作るお料理大好きぃ」
大はしゃぎの に蔵馬は「 も作るんですよ?」といった。
「ええ〜私、たべるの専門・・・」
、前に言ってたぢゃないですか・・・料理の作り方教えてって・・・」
「ああ・・そっか、教えてくれんの?」
「ああ、いいですよ」
男物のエプロンと女物のエプロンを出してきて、女物の方を に渡すと が「これ、蔵馬のお
母さんの?」と聞く。
「ええ、借りてきました。」
男物のエプロンを身につけながら蔵馬がいうと はボソッと「蔵馬はこっちでも似合いそう・・」と
つい口に出してしまった。
「何か言いました? ww」
笑顔でいうと は「その笑顔が怖いっちゅーのに、気づいてないのかな・・・」と心の中で思っ
た。

「さぁ、何が作りたいですか?」
「えっとぉ・・・今お雑煮食べたい気分だからお雑煮」
「はぁ・・・お雑煮なら 一人でも作れると思いますが・・・」
「いいの!蔵馬が作るお雑煮が食べたいの!分かる?蔵馬が!ってとこが重要なの!」

一気に話終わると、ぜいぜいと肩で呼吸をする
「そうですか、なら作りましょうか」
しいたけや白菜や味噌を取り出して、お鍋も用意する。
「あ、白味噌がいい♪」
「はいはい」
苦々しい微笑をうかべながら、包丁をとりだす。
「さて、まずは椎茸を切ってください。」
包丁の刃を自分の方に向け、 が怪我をしないように包丁を手渡す。
「うい〜〜っしゅ♪」
笑顔で返事をして、不器用に椎茸を切り刻む。
「むぅ〜・・・」
中々美味く切れないのが悔しいのか、だんだんとイライラし始めた
の横では蔵馬が美しいほど綺麗に白菜を切っている。
それをジッっと見てプクゥと膨れる に蔵馬は気づき、少し苦笑いを浮かべたかと思うと、「大
丈夫ですよ、見た目よりも、中身ですからw」と耳打ちした。
「・・・うん!!」



しばらくして・・・・
、出来たみたいですよ。味見してみてください。」
小皿に少しすくうと、その小皿を に渡す蔵馬。
「ういうい♪」
美味しそうに味見をすると「うん、上出来♪」という。
「それわ良かった。では美味しく出来たことですし、さっそく食べるとしましょう。」
「うん♪」


「ぷはぁ♪おいしかったぁ☆さすが蔵馬」
お椀いっぱいを綺麗に食べた に蔵馬は笑顔で「俺だけぢゃないですよ、 だって作ったぢゃ
ないですか」といった。
「えへへ〜♪今年の冬休みは幸せだぁ♪」
蔵馬と一緒にいることが幸せなのか、お雑煮が美味しいから嬉しいのか、褒められたことが嬉
しいのかは分からない。
「俺もですよ」
蔵馬は明らかに を一緒にいれることが幸せなのだろう。




こうして は幸せに年を越した。




《終われ》



あとがきという名の反省文。
空さん、666踏んでくれてありがとうございました。
こんな駄文でも受け取ってくださいませ<(_ _)>
これからもよろしくお願いしますね♪