☆嫉妬☆
「悟浄〜?ちょっと出かけてくるね〜」
今日は休日なのでも悟浄も仕事や学校は休みだ。
そのためは前から友達と約束をしていたので、悟浄からのデートの申し込みも断り、出かける準備をして言った。
「ん〜?いいけど・・・気をつけて行くんだぞ?」
心配そうな表情をうかべて、玄関先まで見送る悟浄。
「大丈夫だってwんぢゃ行ってきま〜す」
「!」
がドアを開けた瞬間、悟浄が呼び止める。
「ん?何?」
「あ・・・いや、いってらっしゃいのチューしてねぇから・・・」
悟浄が自分の口元を指でトントン叩きながら言うとはフッと微笑み、目を瞑る。
身長が高いうえ段差の上に居る悟浄にいくら背伸びをしても届くはずがないことくらいにだって分かっている。
だからあえて無駄な抵抗はせずに、悟浄からの口付けを待つ。
「いってらっしゃ・・・」
悟浄の唇と自分のそれがもう少しで触れ合うところで、家のインターホンが鳴った。
「あぁ?!」
いいところで邪魔をされた所為か、悟浄は不機嫌気味にドアを開ける。
「あ、。早く行こうぜ?」
そこに現れたのは悟浄と張り合うくらいの“いい男”だった。
「誰だ?てめぇ・・・」
をかばうように自分の後ろへ追いやる。
「ん?ああ、あんたが悟浄か・・・。俺は。あんたよりは断然、と親しい関係の男だ。」
なっ?とに同意を求める男に悟浄は少しムッとする。
「まぁ・・・浮気するわけぢゃないから、大人しくお留守番しててよ、悟浄。」
そういいのこすとは悟浄の後ろからヒョコっと出て、その男と手をつないで出て行く。
しばらくして、現実に戻ってきた悟浄は慌てて二人のあとを追おうとするが、しばし考える。
(もしここでたちの邪魔をしたら・・・・)
邪魔をするとなるとが怒るのはあたりまえだ。
かと言って自分の女が他の男と二人で出かけるのをみすみす見送るのもどうかと思う・・・
「だぁーーっ!どうするべきなんだよ〜〜!」
頭を両手でかきむしって、玄関に座り込み考えているところに八戒が現れた。
「どうしたんです?悟浄。こんなところで・・・」
八戒は悟浄の前まで来ると悟浄を見下ろすように聞く。
「おお、八戒・・・。聞いてくれよ〜〜!!」
「ちょ、ちょっと悟浄。こんなところぢゃ、なんですから中に入れてくれませんか?」
いきなり立ち上がり方を掴んできた悟浄に八戒は少し驚く。
「ああ、そうだな・・・。入れよ」
開けっ放しのドアを閉めながら言うと八戒は「お邪魔します。」と言って、行儀よく靴を脱いだ。
リビングに行くと八戒はソファーに座り、悟浄はコーヒーをいれに台所に行った。
「で?何なんです?話って・・・」
悟浄に入れてもらったコーヒーをすすりながら八戒が尋ねる。
「ああ・・・ああ!そう!のやつがよ〜〜!!」
まるで思い出したかのようにテーブルを両手で叩きつけていう悟浄。
「が。。。どうかしたんですか?」
「それがさぁ・・」
「が浮気したぁ!!?」
八戒は悟浄の発言に驚く。
「・・・」
悟浄は黙ってコクンと頷いた。
「そんな・・・悟浄ぢゃあるまいし・・・。に限って・・ねぇ?」
「マヂだって・・・。現にその男が俺の家に来て、『俺よりも親しい関係だ』って言ったんだぜ?俺、ふられんのかなぁ・・・」
はぁ・・・と溜息をつきながら悲しげな表情をうかべる悟浄に八戒は呆れた様子でたちあがる。
「僕これから彼女とデートに行くので・・・。失礼します」と言ってドアの前まで行く。
「はっかい?」
「あ、それから・・・。貴方がを信じてあげなくて、どうするんです?悟浄以外の男と出かけたもですけど、信じてあげない悟浄も悟浄です。それではがかわいそうですよ。こんなことなら、僕がを頂けば良かったですね」
少々怒り美味な八戒は一気に言い尽くすと、悟浄の家から出て行った。
一人残った悟浄は寝室に行って考える。
(八戒の言うとおりだな・・・)
(今はを待つとすっかなぁ・・・)
(が帰ってきたら、追い詰めて問いただしてやるか・・・)
(あ〜・・・でも帰ってくるのかぁ?あいつ・・・)
そんなことを考えているうちに、ウトウトしてきた悟浄は何時のまにか夢の中へ旅立っていた。
それから数時間後、悟浄の待ち人、が帰ってきた。
「ただいま〜♪」
靴を脱ぎながらは悟浄の姿を待つが、いっこうに現れる気配はない。
「ごじょ〜?」
いつもならすぐにに抱きつくくせに、今日はそれもない。
「寝てるのかな・・・」
そんなことを考えながらは寝室に向かった。
コンコン・・
「悟浄?寝てるの?」
返事が帰ってこない。
中に入ってベッドを見るとベッドの上には悟浄の姿があった。
「悟浄?」
悟浄の元に歩み寄り、顔を覗き込むと悟浄は安らかに眠っていた。
「・・・・・・帰って・・・こい・・・よぉ」
寝言で の名前を呼ぶ悟浄。
「悟浄・・」
それが嬉しいのかは悟浄の額にチュッと唇を当てると悟浄が目を覚ました。
「ん・・・。帰ってきたのか」
まだ眠いのか、目をこすりながら悟浄が起き上がった。
「ん♪それよりさ、にね『家に戻ってこい』って言われたの。でもね、悟浄と一緒にいるのが幸せだから、断ってきちゃった♪」
てへッと微笑んでが言う。
「ん・・・ん!?家って!?」
まだ頭おきていない悟浄には意味が分からない。
「だからね、兄ぃが、実家に戻ってこいって言ってきたの!」
「兄ぃって・・・もしかしてさっきの男って・・・」
やっと意味の分かった悟浄は慌てる。
「ん?前に言ったでしょ?仲のいい義兄がいる!って・・・」
「ああ、でもあの男がの!?」
信じらんねぇ・・・といわんばかりに聞く悟浄。
「うん♪久々に遊んだの!」
ニッコリ微笑む。
「なるほど・・・だから”俺よりも親しい関係”って言ったのか」
ようやく納得する悟浄には「うん。あ、もしかして悟浄。ヤキモチ妬いてたの?」とニヤリと微笑みながら言う。
「・・・そりゃぁ・・・お前が他の男と親しくすんの、許せねぇからなぁ」
兄だと聞いてホッとした悟浄は力いっぱいに、でも優しくを抱きしめた。
「あはは、ありえないって♪だって私、悟浄が思ってる以上に悟浄に惚れてるから」
は悟浄の広くゴツイ胸に顔を埋め、悟浄の背中に手をまわした。
「ん、俺も」
悟浄はそう言ってに優しくキスをすると、も悟浄のキスに答える。
「もう、俺のそばから離れんな。」
「うん、離れろって言っても離れないよ」
そう言って再び抱き合うふたり。
悟浄の思いこみに巻き込まれた八戒は、大人しく二人を見守ることにした。
《完》
あとがきという名の逃げ道
ε=(・ρ・*) フゥ
終わったぁ・・・
これ結構書くの楽しかった♪
っていつも言ってるね・・・(笑)
(^ー^* )フフ♪
ではでは感想お待ちしております
完成日1月9日